Ishii_IT_Garden’s blog

VMware EUC(HorizonやWorkspace ONE)で気になったことを検証して記載しています。

VMware Horizon インスタントクローンのペアレントVMの削除について

前回に引き続き、Horizonのインスタントクローンに引き続き、2回目もインスタントクローンについて検証していこうと思います。

 

2回目はインスタントクローンのペアレントVMの削除についてです。

インスタントクローンのペアレントVMサスペンド状態となっています。vCenter Serverから削除することができません。


そのため、vCenter Server上から削除しようと思っても削除することができません。

 

インスタントクローンの削除方法について調べてみるとバッチファイルを使って削除することが分かったので試してみます。

インスタントクローンの削除

まずは、インスタントクローンのメンテナンスや仮想マシンの削除のコマンドがあるフォルダに移動します。Connection Serverがインストールされているサーバーから実行してください。

"C:\Program Files\VMware\VMware View\Server\tools\bin" に移動

その後、インスタントクローンのVMを削除するスクリプトを実行します。

( )で閉じた箇所は、Horizon環境によって変わります。

"iccleanup.cmd -vc (vCenter ServerのIPアドレス/ホスト名) -uid (vCenter Serverのユーザー名ID) -skipCertVeri"

-skipCertVeriはvCenter Serverの証明書検証をスキップするためのコマンド

 

スクリプトを実行すると、コマンドを選択する画面が表示されます。

listコマンドを実行し、インスタントクローンのVMを確認します。

 

その後、deleteコマンドを対象のインスタントクローンVMを削除します。

ここではペアレントVMを削除しています。

 

vCenter Server上のタスクのログを確認すると、ペアレントVMが削除されていることが分かります。

 

まとめ

アレントVMの削除方法が他とは違うため検証してみました。vCenter Serverから削除ができないのですが、スクリプトを1つ実行するだけなのでそんなに手間はかからないかと思います。

 

参考にしたドキュメントは以下のURLになります。

docs.vmware.com