この記事はWorkspace ONEを1から学び直すシリーズの第3回です。
第3回はWorkspace ONE UEMの組織グループについて紹介します。
Workspace ONE UEMでは組織構造を階層的に作成することができます。Workspace ONEを契約した際に払い出される大本の組織の下に柔軟に組織を作成することができます。例えば、営業や企画、技術のように部ごとに組織を分けたり、その下でチームごとに組織を分けることが可能です。
また、その組織グループで柔軟に管理者権限を与えることも可能です。XXXX株式会社全体の管理権限であったり、営業部の管理権限、企画部のデバイスの管理権限のように割り当てることができます。
この組織グループごとに異なるプロファイルの設定やアプリケーションの配布をすることも可能です。
またWorkspace ONEには「継承」と「オーバーライド」という設定があります。
下図であれば、営業部と技術部の組織グループは「継承」の設定がされているため、XXX株式会社の設定を引き継ぎます。しかし、技術部は「オーバーライド」の設定がされているので、XXX株式会社の設定は引き継がず、技術部で新しく設定した内容が反映されます。
まとめ
今回はここまで。組織グループはWorkspace ONE UEMの中でも重要になってくるものだと思います。他のMDM製品では組織構造をを階層的に作成するといった機能がない場合もあるので、強みとしても上げられるのではないでしょうか。
次回は、スマートグループについて紹介します。