Ishii_IT_Garden’s blog

VMware EUC(HorizonやWorkspace ONE)で気になったことを検証して記載しています。

Workspace ONEを1から学び直す ~ Part4 スマートグループ~

この記事はWorkspace ONEを1から学び直すシリーズの第4回です。

第4回はWorkspace ONE UEMの組織グループについて紹介します。

 

スマートグループとは

スマートグループとは、アプリケーションやプロファイル、順守ポリシーなどの配布先を柔軟に割り当てる際に使用するグループです。スマートグループには「組織グループ」や「ユーザーグループ」、「OS」、「所有形態」などの様々な条件から作成することができます。

 

スマートグループの活用方法

スマートグループには様々な活用方法がありますが、今回は組織グループと並行して使用する際の利点を紹介します。組織グループは、会社の組織構造と同じように作成することが一般的かと思いますが、同じ部内や課内でも利用するアプリケーションや利用しているデバイスが違うこともあると思います。例えば、部長や課長などの役職の方は、メンバー管理業務の為、違うアプリケーションを利用したり、プロファイルや順守ポリシーも役職が変われば割り当てるものも変わってくるかと思います。その際に、組織グループの中でも一部のメンバーにだけ割り当てたスマートグループを作成することでこのような問題にも対応することが可能です。

 

スマートグループの注意点

スマートグループを編集すると、そのスマートグループに割り当てられているすべてのプロファイルやアプリケーションに影響があります。例えば、特定のデバイスにプロファイルを割り当てていた場合、スマートグループを編集してその特定のデバイスがスマートグループの範囲外になった場合プロファイルの割り当ては削除されます。

また、スマートグループを削除する際はすべての割り当てを解除してから削除する必要があります。

 

まとめ

今回はここまで。スマートグループを有効に活用するととても便利になるので是非使用してみてください。

次回は、スマートグループの条件にもあった「タグ」について紹介します。