Ishii_IT_Garden’s blog

VMware EUC(HorizonやWorkspace ONE)で気になったことを検証して記載しています。

Citrixについて調べてみる ~コンポーネント~

今回は、Citrix Virtual Apps and Desktopsについて調べた内容をまとめていきたいと思います。

 

まずは、コンポーネントについてまとめていきます。

 

Citrix環境の全体像

以下の画像がCitrix Virtual Apps and Desktopsの全体像になります。



Citrix Workspace

Citrix Workspaceは、クライアントデバイスからCitrix Virtual Apps and Desktopsで展開したデスクトップやアプリへアクセスするためのアプリケーションです。

WindowsMaciOSAndroidなど様々なプラットフォームに対応しています。

プラットフォームによって利用できない機能等もあります。

詳細は以下、Citrixドキュメントをご確認ください。

https://docs.citrix.com/ja-jp/citrix-workspace-app/citrix-workspace-app-feature-matrix.html

言語サポートとしても日本はすべてのプラットフォームに対応しています。

https://docs.citrix.com/ja-jp/citrix-workspace-app#language-support

 

Citrixでデスクトップやアプリケーションへアクセスする方法は、「Citrix Workspace app」、「Web接続」、「HTML5接続」の3つの方法があります。

「Citrix Workspace app」、「Web接続」はCitrix Workspaceが必要で、「HTML5接続」はCitrix Workspaceが必要ないようです。

いまいち「Web接続」と「HTML5接続」の違いが掴めないのでどこかで検証できたらと思います。

 

StoreFront

StoreFrontは、アプリやデスクトップを集約したポータルを提供するコンポーネントです。

ユーザーがCitrix Workspaceにアクセスした際に最初に表示される画面です。

 

Delivery Controller

Delivery Controllerは、ユーザー(Citrix Workspace)とVDIの仲介を担うコンポーネントです。

Horizonで言うところのConnection Serverのような役割かなと思っています。

 

License Server

Citrixの製品ライセンスを管理するサーバーです。接続先のVDIやアプリにログインする際にライセンスのチェックインをしたり、ログアウト時にチェックアウトをしてライセンスの管理をします。Delivery Controllerと通信ができなくなった場合、720時間の猶予時間が発動し、この間であればユーザーはVDI等にアクセスが可能です。

 

Virtual Delivery Agent

接続する仮想マシンやRDSにインストールするエージェントです。ユーザーの端末とVDI間の通信等の役割を担っています。

Horizonで言うところのHorizon Agnetのような役割かと思います。

 

SQL Server

ユーザーのセッション情報や設定情報などを保存するために必要なデータベースです。

 

Citrix Gateway

社外からデスクトップへアクセスする際にセキュリティを強化するVPNアプライアンスです。

 

まとめ

今回はコンポーネントの概要についてまとめました。コンポーネントの詳細はまたキャッチアップしつつまとめていこうと思います。