Workspace ONEを1から学び直す ~ Part7 Workspace ONE Tunnel~
今回は、あんまりキャッチアップできていなかったWorkspace ONE Tunnelについて調べてみました。
Workspace ONE Tunnelとは
Workspace ONE Tunnelとは、クライアントのVPN機能です。
Workspace ONE 独自のアプリであるTunnelクライアントアプリから、社内のアプリにVPN経由でアクセスすることができます。
Workspace ONE Tunnelの環境イメージ
下図が、Workspace ONE Tunnel(Per-App VPN )のイメージになります。
Workspace ONE で管理されたデバイスまたは登録モードのデバイスに対して、Tunnelクライアントアプリを通じてVPN接続します。社内側にはUnfied Access Gatewayと呼ばれる仮想アプライアンスを構成します。このTuunelクライアントアプリとUAG間でVPNによる通信を行います。
Workspace ONE Tunnelのメリット
Workspace ONEの大きなメリットは、VPN接続できるアプリケーションを限定することができる点です。従来のVPNなどであれば、すべてのアプリケーションからVPN経由でアクセスすることもあったかと思います。Workspace ONE Tuunelを使うことで指定したアプリケーションのみVPN接続させることができます。
例えば、社内へのアクセスが必要ないアプリケーションまでVPN接続をするとトラフィックが多くなってしまい、通信障害等が発生する場合があります。アプリケーションを限定してアクセスさせることでこのような問題も解決できるかと思います。
もちろん、従来通りのすべてのトラフィックをVPN接続させるモードもあります。
Workspace ONE Tunnelの構成
Workspace ONE Tunnelを利用する場合には、以下の準備が必要になります。
①Workspace ONEへデバイス加入
②Workspace ONE Tunnelアプリをデバイスへ配布
③UAGを社内に構成
④UAGとWorkspace ONE UEMの連携設定
⑤トラフィックルールの設定
⑥トラフィックルールをプロファイルとして配信
実際の構成等はこちらのVMware Techzoneが参考になると思います。
https://techzone.vmware.com/deploying-vmware-workspace-one-tunnel-workspace-one-operational-tutorial
まとめ
今回は以上、時間があったら実際の構成等もできればと思っています。